苦行?それとも快感?
数年前、フリーペーパーでのキャンペーンでヒザ下6回9800円という広告を目にし、数十年間休耕田の荒地のごとく放置していた肌を、綺麗なサラ地に生まれ変わらせる決心をし、いざとある脱毛サロンへ。
ひと通りカウンセリングを受け(途中、エステ勧誘という名の先制攻撃もかわしつつ)いざ脱毛ベッドへ。
ベッドには胸の辺りにゴムの入ったガウンのようなものが置かれあり、これに着替えて下さいとのこと。
やばい!ここ数年暴飲暴食を繰り返したおかげで立派に育ってしまった肉体がこのガウンに果たして収まるのだろうか…脱毛なんかしてる場合か!エステが先だろ!というエステティシャンの心の声が聞こえてきそう…
お願い!カウンセリングの時点で察して!そっとLLサイズを用意してください…デブでも脱毛したいんです…。
と脳内で懇願しながらガウンを被ってみる…着られるには着られるけど、胸のゴムが伸びきってしまいもはやゴムとしての機能性を失っている状態…食い込んだ脇肉の悲鳴に気づかないふりをしながらエステティシャンが来るのを赤い顔して待ってました。
そんな格闘を知る由も無いエステティシャンはにこやかな顔で入ってきて、仰向けに寝るよう指示されました。
そうすると今度はレーザーから目を守るためと、ラッスンゴレライばりのサングラスを渡されました。
食い込んだガウンにラッスンゴレライ…自分でも笑いそうになるのを堪えながら寝そべっていると、エステティシャンがなにやらサインペンらしきもの(ラッスンなのでわからない)で私の足に謎の線を無数に描いております!
脱毛のレーザーを当てるための位置取りみたいなものだろうというのはなんとなく想像つくのですが、足を触られるのがとにかく苦手な私はゼウスの怒りを買ったプロメテウスのように悶え、エステティシャンを蹴り飛ばしそうな本能を理性でこらえることに精一杯、ムフフッ、ムフフッと気持ち悪い声が漏れ、多分苦笑してるであろうエステティシャン(何せラッスンなので)
冷え冷えのゼリーを足に塗ったところでいよいよレーザーの登場です。
この時私は先ほどのプロメテウス状態で本日の苦行を乗り越えたと思い完全に気を抜いてました。
少しチクっとするかもしれないですけど、いきますねー。
との掛け声とともにラッスンをも凌駕する閃光とバチッという音とともに訪れるチクっとどころではない痛みに気の抜いた大根足が完全にこう着状態に…痛い!結構痛い!
ただエステティシャンが言うには、スネの剛毛は痛みが起きやすいとのこと。その証拠に横の薄い毛達にレーザーをぶっ放してもそれほど痛くない…
こうして痛い!あれ、痛くない…やっぱり痛い!を数回繰り返し、完全白旗状態になり終了。
最後のとってもいい匂いのする高そうなローションでアフターケアして頂き、人生初の脱毛を終えました。
そんな苦行も人はやり続ければ慣れるもので、すっかり手入れの要らなくなったスネに味をしめた私は、脇と腕さらにはお口周りの脱毛にも手を伸ばしてしまったのでした。

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